用語集



在宅介護や認知症介護で役立つ用語を簡単に説明します。



《あ》

アセスメント(課題調査)
介護支援サービスを提供するにあたって重要な事前調査のこと。利用者の心身の状況や生活環境、家族の意向などを把握し、その分析結果をもとに介護サービス計画(ケアプラン)が作成される。

《い》

《う》

《え》

エピソード記憶
嬉しかったことや楽しかったこと、辛かったこと、悲しかったことなどの体験したことの記憶で、身体が覚えるという手続き記憶とともに忘れにくい記憶。

《お》

《か》

介護支援専門員(ケアマネジャー)
※「ケアマネジャー(介護支援専門員)」参照。

観念運動失行
単純な指示の動作ができなくなること。

観念失行
使い慣れた道具を使うことができなくなること。

《き》

器質障害(器質的障害)
体のある部分が物理的受けた障害のこと。ここでは、脳の細胞や組織が物理的に受けた障害のことを指し、物理的に受けた障害によって変化が生じ、それに伴い脳の機能が損なわれ、持続的に機能が低下することにより、日常生活、社会生活に支障をきたす状態をいう。

鏡像認知障害(鏡現象)
鏡に映っている人物が誰なのか認識できなくなること。

《く》

《け》

ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護保険制度において、要介護認定を受けた被保険者の相談に応じ、適切なサービスが利用できるように、介護サービス計画(ケアプラン)を作成したり、市町村、事業者、施設などと連絡・調整等を行う専門職。

言語理解の低下
相手の言葉の内容が理解しにくくなること。それにより、相手の言葉をオウム返しにする「反響言語」が出現します。聞き返すのとは異なります。

見当識
日付や時間、自分のいる場所、自分と周囲の人との関係に見当がつけられること。

《こ》

高次皮質機能障害(認知機能障害)
※「認知機能障害(高次皮質機能障害)」参照。

構成失行
立体図形や絵が模写できなくなること。

国際生活機能分類(ICF)
人の健康・生活を包括的にとらえるために、視点を障害から生活機能に移したもので、生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加の3要素)と背景因子(環境因子と個人因子の2要素)の2分野からなります。国際障害分類(ICIDH)の、①障害を疾患の諸帰結ととらえた医学モデル、②人間の健康な面や環境の影響、障害相互の影響が考慮されていない、という指摘を改定したモデルです。

語想起の低下
自分が言いたい単語や、人の名前が出てこなくなること。

《さ》

《し》

時間の見当識障害
何年であるか、何年何月何日であるかの見当がつけられなくなること。

人物の見当識障害
周囲の人が自分にとってどのような関係の人であるか見当がつけられなくなること。

視空間失認
空間における物の位置や、物と物との位置関係が理解できなくなること。

失語
失語には発語の障害だけでなく、言葉の理解の障害も含まれる。認知症の場合、言葉を見つけ出す、理解することの障害が生じやすい。言葉の選択が難しくなる、言葉がすぐに出てこなくなる”接語困難”、単語を思い出すことが難しくなる”語想起の低下”、相手の言葉の内容が理解しにくくなる”言語理解の低下”があります。

実行機能障害
計画を立て、組織化する、順序立てて、抽象化する といった、物事を具体的に進めていく能力が損なわれること。

失行
体の運動機能や、骨、関節、筋肉、神経系に問題がないにもかかわらず、動作がうまくできなくなること。

失書
自発的に字を書くことも書き取りもできなくなること。

失認
視知覚機能が損なわれていないにもかかわらず、対象物などを理解したり、把握することができなくなること。空間における物の位置や、物と物との位置関係が理解できなくなる”視空間失認”、日常使用しているものを触っても、それが何かわからなくなる”触覚失認”、何指なのかわからなくなる”手指失認”、自分の体の部分への認知ができなくなる”身体失認”、鏡に映っている人物が誰なのか認識できなくなる”鏡像認知障害”があります。

触覚失認
日常使用しているものを触っても、それが何かわからなくなること。

身体失認
自分の体の部分への認知ができなくなること。

人物の見当識障害
周囲の人が自分にとってどのような関係の人であるか見当がつけられなくなること。

《す》

《せ》

接語困難認
言葉の選択が難しくなる、言葉がすぐに出てこなくなること。

《そ》

《た》

《ち》

着衣失行
衣服の着脱がうまくできなくなること。

《つ》

《て》

手指失認
指なのかわからなくなること。

《と》

《な》

《に》

認知機能障害(高次皮質機能障害)
認知機能は、目や耳などかの感覚器官から得られた情報を記憶したり分析したりするなどの人間の心理活動の一つである。認知症では、記憶、見当識、理解・判断力などの障害や低下などがみられます。

《ぬ》

《ね》

《の》

《は》

場所の見当識障害
自分がいる場所の見当がつけられなくなること。

反響言語の出現
相手の言葉をオウム返しすること。

《ひ》

《ふ》

《へ》

《ほ》

《ま》

《み》

《む》

《め》

《も》

《や》

《ゆ》

《よ》

《ら》

《り》

《る》

《れ》

《ろ》

《わ》